2013年5月6日月曜日

【ゲーム音楽】最近いつも聴いてるの

M3からまだ一週間も経ってないので、そこで買ってきた音源ももちろん聴いているわけですが、それとは全く関係ないところで発見した音源を暇がある度に聴いています。
それは、Jake Kaufmanさんの手がけた「Migyty Switch Force」というゲームのサントラです。


このゲームは、海外のニンテンドーeショップでのみ、3DSとWiiUに向けてダウンロード販売している(つまり日本国内では手に入らない…)ものらしいのですが、このゲーム映像を見た感じもそうなんですが、BGMもすごく日本のゲーム的で、妙なカムバックサーモン感があって楽しいです。(ニコニコ動画のコメントにもありましたが、何となくトレジャーのゲームみたいにシンプルな仕掛けの応用で展開していくゲームのように感じます)

サントラはご本人のページ(なのかな?)でDL販売していますが、今のところ「こちらの言い値(下限なし)で」買うことができます。
全ての曲の試聴もできるので、まずは聴いていただいてから、評価のような形で購入するのもいいかもしれません。
私の好みとしては「Yummy」(これはリミックスもすごく良かったです)、「Launch Hearts」、「Apprehend Them!」なんかが良かったですが、それ以外にもおもしろい曲が色々あるので是非試聴してみてください。


ゲームサントラについて調べるときに参考になるのが、

みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki


というページなのですが、こちらにJake Kaufmanさんも紹介されています。
ここに挙げられてるのが手がけた仕事の全てというわけではもちろんないのでしょうけど、書いてあるだけでも「魂斗羅Dual Spirits」(CONTRA4)と「怒首領蜂 大復活 ブラックレーベル」(ケツイモードの編曲のみ)といった日本のゲームにも関わっているようです。




Mighty Switch Forceは、対応ハードからしても彼の仕事としては新しいものだと思われるのですが、初めて試聴したときに細江慎治さん的なエレクトロポップのゲームミュージック的引用を感じました。
むしろ、細江さんの昔手がけた仕事を踏襲したうえでやっている、という意味では安井洋介さんの「まもるクンは呪われてしまった!」のような雰囲気に近いかもしれません。



細江さんの例はたくさんありすぎるので迷うところなんですが、こんなのでどうでしょうか。



この曲は元々、細江さんがナムコを退社した後にオリジナル作品として発表されたアルバム「escape goat」の中に入っていたもので、後に「ストリートファイターEX」のサントラとして使用されています。


(こちらの動画、違う音源のものと貼り間違えてましたので直しました)

ゲームではよりフュージョン方向に寄ってる気がしますが、元々は割とスローテンポなエレクトロであったことが分かると思います。

Mighty Switch Foceのサントラが面白かったのは、曲自体がコンテンポラリーな電子音楽としてよくできているんだけど、音色はチップチューン的な、ゲーム機としての音を明確に打ち出してるところです。
チップチューンという言葉を用いましたが、ゲーム機の音源を使用した電子音楽の一種なんじゃないか、と経緯を知らなければ思ってしまいそうでもあったり。
なお、上述のゲーム音楽まとめwikiにも本作について書かれた項目があり、そこでは「Love You Love You Love」や「Whoa I'm In Space Cuba」といった曲が過去の投票でランキングに入ってることが分かります。
私はこのサントラの中でも「Whoa I'm In Space Cuba」のような曲を聴いていると、かなり古いのですが、コナミのX-MENというゲームのBGMがとてもファンキーだったことを思い出してしまいます。


(こちらの動画も参照しづらかったので差し替えました)

こちら、原作はアメリカのものですが、メーカーは日本の会社です。日本の会社の海外の部署が作ったのかどうかまでは詳しくないので知りませんし、ちょっと調べてもよく分かりませんでした。
それはともかく、細江さんに限らず古いゲームの中で結構やられていた手法がリメイクというか、あらためて採択されている(それはそもそも「まもるクン~」のサントラのコンセプトでもあったようですが)ように感じられるのがおもしろかったです。

ちょっと散漫になってしまいましたが、要するにMighty Switch Forceのサントラはおもしろいのでちょっと聴いてみて、というお話でした。
そんはさせませんよ!

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