前回は雰囲気重視の方に傾いたので、今回はライトにアニメ・声優系に傾けてポップ感を重視しました。中には単に私が入れたかったのも混ざってますが、察してください。
雰囲気重視の幻想系女性ボーカルにはnostalgia_bot(@nostalgia_struc)というbotアカウントが少し前に立ち上げられたようで、色々手広くやってるようなので基本的にはかぶらないようにと日ごろから考えてるのですけど、flying dog系列以外のアニソンは大体いけそうだなと踏んでいます。
余談ですが、nostalgia_botさんでは「歌詞の一節を貼る」という独特の方法で曲紹介をしています。これ、演者の名前だけ表示して曲のタイトルを伏せておいたら逆にファンの方が「あー… これ何の歌詞だったっけ?」と気にかけてくれる気がしないでもないですが、別にそんな実験をする必要もないですね…
閑話休題、曲目リストを。
1.「Groovin'Magic」 ROUND TABLE feat.NINO
2.「祈り†」 高垣彩陽 come across フェルト・グレイス
3.「あんなに一緒だったのに(Live)」 高垣彩陽
4.「For フルーツバスケット」 岡崎律子
5.「スイートホームソング」 ゆうまお
6.「真夏のフォトグラフ」 azusa
7.「水彩キャンディー」 marble
8.「波のトリコになるように」 小川範子
9.「Baby Dolly Alice」 悠木碧
手の内を見せるようですが、その方がダレないで最後までお付き合いしてもらえるかなと思って、意図的に定番曲と外した曲を並べています。そういう意味ではホントにラジオ番組的ですし、ライブのセットリストのようでもあります。
1はOVA「トップをねらえ2!」のOP。Twitterの方で
一曲目はround table feat.NINOの「Groovin’ Magic」。round tableの北川勝利さんは最近のアニソン周辺でも独特のポップセンスを持っていて、ともすると「これアニソン!?」と思われるかもしれない自然さと甘さを併せ持つ可愛い曲を多く手がけています
— ヘッドフォン少女トオルの再生履歴さん (@tooruphone) 12月 4, 2012
といった発言をしましたが…とんだ勘違いで、この曲の作詞・作曲は ROUND TABLEの伊藤利恵子さんの方でした。気にされていた方がいましたらすみません。ROUND TABLEは元々二人のユニットで、ボーカルのNINOを加えたときには上記の名義で楽曲を発表しています。
クラブミュージックっぽさの強いオシャレ感漂う作風で最近特にアニメへの曲提供が増えているのですが、「謎の彼女X」のシングルがBD/DVD特典であることに私はいかりをおぼえています。キングレコードまでアニプレのようなことを…
何か常にファンクっぽいギターが絡んでくる気がするんですが、最近この手の刻みを聴くと自然に体が動いてしまうようになってしまったので、そういうところも含めて気になる存在です。この曲の提供は北川さんで、最近だと他に「たまゆら」や「輪廻のラグランジェ」一期のEDも担当されていました。
今調べていて見つけてしまったんですが、私の持っている音源だと巫女ツインズ(門脇舞・松来未祐)による「Just for my love」もお二人の提供だったようです。(門脇さんは改名前です)
2は「機動戦士ガンダムOO」のキャラクターに向けて、それぞれを演じた声優さんが歌う、という企画のシングルがそれぞれ出ていて、その中の高垣彩陽さんの演じたフェルト・グレイスの、これはイメージソングと言っていいのでしょうか? いわゆるキャラソンはキャラクターとして歌うのに対して、これは役者として歌ってる、という姿勢の違いがあるんですが、彩陽さんの場合は「自分として」歌うと武蔵野音大(のだめのモデルになった学校ですね)の声楽科を卒業したキャリアを存分に活かせるため、こんな感じになります。この曲はKOKIAさんの提供で、彼女によるセルフカバーもされています。
3はやっぱりガンダムのSEEDに使用された曲で、しかも本来は石川智晶さんと梶浦由記さんのユニットSee-Sawの曲なんですが、敢えて高垣さんがライブでカバーしたときの音源を選びました。察してください。
4は「フルーツバスケット」の主題歌。実はこのアニメ、私は見ていなくて(ガンダムも見てないんですが…)岡崎律子さんの名前を覚えたのはメロキュアの活動を知ってからだったと思います。岡崎さんファンというのは今でも根強くいて、それは恐らく作り手側にも同じようにいるのか、私の記憶では「まなびストレート」のOP以来、アニメの主題歌に岡崎さんのカバーが使われることも度々あり、今も放送中の「好きっていいなよ」という作品に岡崎さん自身の歌が使われているのを聴くことができます。
5はあまり知っている、覚えている方がいない曲かもしれません。「あさっての方向。」という作品のEDで、私はこの当時まったくアニメを見ていなかったのですが、たまたまつけたテレビに映っていたこのアニメのOPとEDの美しさに目を引きつけられました。思い入れもあるのですが、「For フルーツバスケット」でしっとりした後に、この曲のイントロのカラッとしたピアノがいいかな、と思って選びました。ポップかどうかは…
6は「アスタロッテのおもちゃ」EDです。azusaは「アマガミSS」関連の楽曲で唐突に現れた感じですが、実力派! と言うよりキュートな作風でファン層を拡大しつつあります。作詞作曲は基本自分でやっているようですが、編曲にサポートが入ってるようで、特にシングルのカップリングにジャズアレンジの曲が多いのはその方の趣味もあるのかもしれません。文化放送の超A&Gにも番組を持っていて、そこや各種イベントで見せる即興曲のパフォーマンスが他のアニソン系シンガーソングライターにはない魅力だと思います。かわいくてオススメなので、今度の機会にはその辺の即興っぽい音源も入れたいです。
7は「ましろ色シンフォニー」のED。前回も言いましたが、しっとりした曲調だけじゃなくて、元気なmarbleがもっと知られてもいいんじゃないかなあと思っています。もちろんファンは知ってるんでしょうけど。
8は「月詠 -Moon Phase-」のアナザーED。恐らくサエキけんぞうさんが初めてアニメに歌詞を提供した曲ではないでしょうか。小川範子さんがアニメの歌を歌ったのにも驚きだったのですが、数回しか使われなかったのに放送では毎週CMでかかっていて、「これは何の曲なんだろう? 洒落てるなあ」と思ったりしていたものです。月詠は主題歌やもう一つのスペシャルED(上記の巫女ツインズの歌)、サントラも含めて、なかなか刺激的な曲が多かったです。ちなみにこれも曲ではなくアニメ本体の話ですが、正式版ED(当初は一枚絵だったのが、後半でちゃんとアニメになりました)が非常に幻想的で後のシャフト作品にも所々受け継がれてる傑作なので、これも機会があったら見てみていただきたいです。
9は完全にアニメを離れますが、悠木碧さんのアルバム「プティパの」収録曲です。このアルバムの曲もどこかで紹介しておきたかったので9曲目のボーナストラックとして入れましたが、予想以上にバリエーション豊かなパフォーマンスを楽しめる一枚です。レンタルにもあるので、これを聴いてみてフックしましたら是非。曲そのものは、彼女の声優としてのルーツでもある「おねがいマイメロディ」や「夢色パティシェール」などの女児向けアニメの主題歌を思わせるような、ちょっと過剰ともとれる表現に富んだボーカルが聴きどころだと思います。
ところで、このペースでやっていくと大変なので、ブログの方はもうちょっと軽くできないかなあ、とも考えています。炭酸に全部放り投げたり。
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